ブルーカラーズ

撮り溜めた写真をいろいろ振り返ってみる

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

天国列車

ここでも乗せてもらうことはできなかった。

黒い花びら

ここを訪れるときはいつも重黒く沈んだ心で笑っていた。 今はもうその必要もなくなった。

紅い花

FUJIFILM X20 昨日のやさしさなんかより明日の 約束が欲しかった。

ベタは七難隠す

私はベタ焼きを作ってしまえばそれで満足してしまう悪い癖があった。 ネガを引伸ばすとその現実に打ちのめされることが多かったし。 その点ベタは七難隠すというかどれも何となくそれなりに良く見えてしまうというか。 今思うと写真が上達しなかった原因のひ…

Heaven in Heaven

FUJI GW690II ストリートビューで久しぶりに訪ねてみたら その面影は消えていた。 そんなかたちで知りたくはなかったのだけど。

陳腐化という名の罠

SIGMA DP2 Merrill 家に帰って画像処理を終えるまでまったくあがりが予想できない。 現場でモニター見ても何もわからない。 そういう意味では飽きるということもない。 描写云々にはもういちいち触れない。 デジタルの世界ではすでに古いカメラ扱いになって…

困らないで

PENTAX SV そのつど変わるとしか言いようがないのに 「何を見せたいのか」と、やたら問う人がいた。

月曜日はお好き?

CONTAX T2 小汚い街を撮りたくなったら 冬曇り、月曜日の午前中を狙う。 あの虚ろな空気に浸かっていたい。 日曜日の早朝というのは 私にはちょっと違う。

Can't Always Get What You Want

Rolleiflex 3.5B 水平に構えるのは本当に難しい。 特にローライの手持ちなんてほぼ無理だった。 小さな水準器を取り付けたりもしたが 今度はそっちに気をとられてピントを外すという悲しみ。 でもローライを三脚に据えるのはちょっと微妙な気持ちになるし 実…

降っても晴れても

RICOH R1s カメラやレンズの種類にそこまで依存しなくても 撮っていれば欲しい写真はそのうち手に入る。 比較という評価軸しか持てないままでいると、たぶん幸せになれない。

触れたら消えてしまうもの

FUJIFILM X20 この絶妙な自転車の配置も今ではどこかの愚か者(なんとなく察しはついているが)の手によって変えられてしまったらしい。 思わす口走ってみたのはいいが、ここで写真撮っている私も似たようなものか。

過小評価はむしろご褒美

FUJIFILM X20 (たぶん)過小評価されていることを楽しめる人向けのカメラ。 心地よさを感じられるくらいに。

思い出は褪めた青

FUJI GW690II Pyrocat-MCで現像したネガをスキャンすると青みかかった画像が出来上がるのはなぜだろう。 当時気になって少し調べてみたけれどそもそもネット上にPyrocat系の話題は少なくましてやスキャンについての情報はカラーネガやポジについての話が多か…

For No One

Minolta HI-MATIC 11 数十台あったフィルムカメラもその殆どは処分してしまった。 ただ思うところあって手元に数台残すことにしたが、 そのうちの一台がこのカメラ。 カメラ好きな人達の話題にのぼることなど皆無な 固定式レンズシャッターのAE大衆機。 きっ…

That's all

1枚だけで見せたり、順番変えてみたり 切り取ることだってできる。 やりようは色々ある。 本当のところは誰にもわからない。

IDN

RICOH GR DIGITAL 私が知るかぎりでもこの10~15年ほどで景色はすっかり変わってしまった。 今ではこの通りも綺麗に舗装されたようで、この猥雑な空気も感じられなくなってしまったのか。 初代GR DIGITALはこういった雰囲気にピッタリはまる絵作りがとても良…

Good and Cheap

Seagull 4B-1 余計な自意識や思考感情をカメラに対して抱いてしまうと大抵失敗する。 シャッターや巻き上げの感触といった操作感は家でカメラを愛でるときに楽しめばよいといつも思っていたし、実際撮影時にそんなことを楽しむ余裕はなかった。 出くわした対…

All are Alone

CONTAX T2 ある程度まとまった期間、写真を撮って現像してブログにアップしてたまにはプリントして部屋の壁に貼り付けたりそれなりに楽しんでいたが、他の写真趣味の人とのリアルな繋がりとかSNSでの交流といったものにはほぼ無縁だったというか無意識に避け…

Slow Phase

CONTAX T2 こうして昔書いていたブログの写真を見返していると、その写真を選んだ当時の心境のようなものが出たりしていたのかな?と思う。 撮影行為で得られるものは往々にして偶然のめぐり合わせの結果だったりするので撮影時そのときの心情は関係ない。 …

理解はできないけど納得。

Rolleiflex 3.5B 面倒くさいカメラだと思いながらもついつい触りたくなる。 誰でもやさしく受け入れてくれるほどの寛容さも特に無いしなぁ。でもあの撮影時に湧き上がってくる謎の高揚感、あれって何なんだろう。 ローライでなければ撮れない写真があるとは…

誰かが住むバス

撮影時期:2015年 カメラ:PENTAX SV まさかこの廃バスに住人がいるとは。 突然怒声(なんて言われたかここでは書けないけど)を浴び、あまりの驚きと恐怖で振り向きもせず全力で逃走。追っかけられこそしなかったがそこそこ身の危険を感じるレベルでビビっ…

とある紡績工場の思い出

撮影時期:2006年冬 カメラ:CONTAX T2 取り壊し直前にすべり込みで撮影できた物件。このリバーサルフィルム以外にモノクロ、二眼レフ(海鴎)でも撮影している。 今思えばお恥ずかしい限りだが、現場入口を固めていた警備員さんに敷地内の撮影を直接交渉す…

雨を慕いて

撮影時期:たぶん2006年頃 カメラ:プラモデルカメラ 写らないなんて言わせない。 味はけっこう好みでした。 ただし晴天の日はやめましょう。 どんよりした曇りや雨の日が良いと思います。 花とか家族とか美しいものを被写体にするのは避けた方が無難かもし…

ごあいさつ

FUJI GW690II 初めまして、みなみ川と申します。 この場所をお借りしてたまに記事を書いていけたらと思います。 数年前に写真ブログを閉鎖して以来、写真と距離を置いてほかの趣味がらみでTwitterその他でひっそりやっていましたがどうも合わないというかIns…