映画のフィルム
昔の日活映画(ポルノじゃなくて)がいろいろ面白くて時間があると
Prime Videoを徘徊している。
子供のころから邦画があまり好きではない私にしては本当に珍しいモード。
映画用のフィルムとスチル写真フィルムの違いはよく知らないが
モノクロ映画のトーンは妙に引っかかるものが多い。
湿度みたいな、もちろん良い意味で。
実際スチル写真に活用している人もいるという。
私もかつてトライXの長巻き買って自分でパトローネに詰めて…ってやっていたので
それを当時思いつけば試してみたかも。
話は違うけど
この『非行少女』は傑作だと思う。昔の日活映画だからと脊髄反射的に
ストーリーが陳腐だとか演出がくどいとか言う人も多いかもしれないが
テーマに普遍性がありまったく古さを感じさせない。
いつの時代も子供たちを苦しめるのは汚れた大人たちなのね。
今の時代にもっと観られて評価されてもいい作品じゃないかな。
Time is Everything to Me
自宅の暗室(として使っていたWIC)でしばし思案してみるも
結論は出ず、決心もつかず。
プリント再開へのハードルが思いのほか高い。
期間限定でやり残したものを集中してやりきって
スパっとやめて機材も処分というのが美しい流れなのは
なんとなくわかるのだけどね。
この1年ほどで急激に目が衰えてきて
引き伸ばし用のピントルーペも見えなくなっているだろうし
あまり時間がないのは自覚している。
寂しいかぎり。
やっぱり、撮ってみたかったんだって
ネットを漁ればこのアングルの画像はいくらでも出てくるほどの鉄板ポイント。
それまでは ”まぁあそこはいいかな” なんて思っていたんだけど。
でも実際現場に行くとなかなか素通りできないのよ。